屋根材の「めくれ・剥がれ」

ピンポーン♪お家の屋根がめくれています!今すぐ修理しないと大変なことになりますよ!!



ええええ!!どうしよう。早く直さなきゃ



Meiちゃん待って待って!今すぐじゃなくて大丈夫だよ
すぐに直さなくても大丈夫な理由
屋根材の下には「防水シート(ルーフィング)」と呼ばれる下葺き材があります。




屋根は、一次防水(屋根材)と二次防水(防水シート/ルーフィング)から成っており、建物内に簡単に雨水が入らないような仕組みになっています。
そのため、たとえ屋根材がめくれてしまっても「すぐに直さないと大変なことになる!!」ということはありません。



でも「防水シート」は紫外線が当たる想定がないため、ずっとそのままにしておくと劣化してしまうよ
DIYで応急処置



よしっ!これくらいなら自分でくっ付けよう



わぁぁ!!足場の無い屋根にのぼるのは、とっても危険だよー!!
厚生労働省がまとめた労働災害発生状況によると、
建設業全体の死亡者数 | 281人 |
墜落・転落が原因 | 116人 |
建設業全体の死亡者数が281人に対し「墜落・転落」が原因で亡くなった人は116人で、全体の4割になります。
足場が設置されていても、建設業を生業としている職人でも、「墜落・転落」で命を落としています。
屋根にのぼるのは絶対に止めましょう!!!
屋根にのぼるのが危険ということ以外に、独学で屋根を修理するのも大変危険です!
最近ではインターネットでDIYの動画や情報を簡単に入手できる時代になりましたが、屋根はとても専門分野です。
塗装のプロである業者でさえ「雨漏りの原因になる縁切りを行わない」「塗ってはいけない屋根に塗装してしまう」と間違った施工をしている場合があります。



めくれ・剥がれは、信頼できる屋根専門業者に依頼しよう!
「めくれ・剥がれ」の修理方法
スレート屋根の部分修理は、新しいスレートを差し替えるのではなく、上から板金を被せる『スレートの部分カバー工事』をお勧めしています。








部分カバー工事の費用


スレート屋根の部分カバー工事費用は、
●階数(1階か2階以上か)
●ヶ所数(1カ所か複数か)
●職人数(1人か複数人か)
●使う材料
によって変わります。
「1階・1カ所・1人の職人」が直した場合の費用は約3万円位です。
スレート屋根の部分カバー工事費用は、


●階数(1階かそれ以上か)
●ヶ所数(1カ所か複数か)
●職人数(1人か複数人か)
●使う材料
によって変わります。「1階・1カ所・1人の職人」が直した場合の費用は約3万円位です。



最長30年保証の金属屋根材で屋根全体を直すのもおすすめだよ♪
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落下物



屋根から何か落ちてきたよー!!







頭に落ちたら危ないし、ご近所のお家に飛んで行ったら大変なことになるね
2000年頃(平成12年)に発売を開始したノンアスベスト(アスベスト無し)の人工スレートには、耐久性が著しく低く、製造から8年~10年くらいすると色あせやヒビ割れ・大きなかけなどの不具合が起こるものが現れました。
「パミール」や「コロニアルNEO」「アーバニーグラッサ」などがあります。












この状態を放置しておくと、
●落下物が当たると大怪我をする恐れがある
●カーポートや車など周辺のものを傷つける可能性がある
●近所の家に飛散してしまう
●屋根材の下にある防水シートが劣化する
●防水シートが貼ってある野地板が傷む
●雨が室内へ入り込む(雨漏りする)
などトラブルの原因となるばかりか、屋根が屋根として機能せず、建物(躯体)に影響が出てくる可能性があります。
欠けた屋根の解決方法



部分修理で直るかしら?



部分的に直しても、他の部分がまた同じことになります!!
欠けた屋根材をくっ付けること(部分修理)は可能ですが、この時期に作られたノンアスベストのスレート屋根は屋根材自体が寿命を迎えているため、すぐにまた他の部分が割れてしまうと考えられます。
また、部分修理の時に職人が上に乗ってしまうことで、より症状が悪化する可能性があります。



落下するほどひび割れている屋根材は、部分修理ではなく新しい屋根材をカバー又は葺き替えすることをお勧めします。
屋根カバー工法工事とは


「カバー工法」は「重ね葺き(かさねぶき)」とも呼ばれ、スレート屋根やアスファルトシングルのリフォーム用に考案された工法です。既存の屋根材を残したまま、その上に新しい屋根材を被せます。
断熱性や防水性の機能UPと、製品保証が最長30年のため長期間のメンテナンスフリーが期待できます。
工事期間は足場組立を含めてだいたい1週間~15日程度とあっという間です。※屋根の形状や天候よって異なります


「カバー工法」は「重ね葺き(かさねぶき)」とも呼ばれ、スレート屋根やアスファルトシングルのリフォーム用に考案された工法です。既存の屋根材を残したまま、その上に新しい屋根材を被せます。
断熱性や防水性の機能UPと、製品保証が最長30年のため長期間のメンテナンスフリーが期待できます。
工事期間は足場組立を含めてだいたい1週間~15日程度とあっという間です。※屋根の形状や天候よって異なります
屋根葺き替え工法とは


「葺き替え工法」は既存の屋根を剥して、新しい屋根材に交換する方法です。
カバー工法が出来ない「瓦」や「瓦棒」、「屋根の重さが気になる」「劣化が酷すぎでカバーが出来ない屋根」などにこの工法を使います。
既存の屋根を剥した後、新しい構造用合板を貼ります。そこに新しい防水シートと屋根材を施工します。
カバー工法より屋根の厚みが減るため、断熱性と防水性は少し異なりますが、製品保証最長30年は同じです。
工事期間は足場組立を含めてだいたい1週間~15日程度もカバー工法と同じです。


「葺き替え工法」は既存の屋根を剥して、新しい屋根材に交換する方法です。
カバー工法が出来ない「瓦」や「瓦棒」、「屋根の重さが気になる」「劣化が酷すぎでカバーが出来ない屋根」などにこの工法を使います。
既存の屋根を剥した後、新しい構造用合板を貼ります。そこに新しい防水シートと屋根材を施工します。
カバー工法より屋根の厚みが減るため、断熱性と防水性は少し異なりますが、製品保証最長30年は同じです。
工事期間は足場組立を含めてだいたい1週間~15日程度もカバー工法と同じです。
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やねかべマイスターで、2022年10月~2023年9月までに施工した工事の平均は下記のとおり♪
カバー工法 件数 | 30件 |
平均平米数 | 89.87㎡ |
平均総額 | 1,362,350円 |
カバー工法 件数 | 13件 |
平均平米数 | 60.59㎡ |
平均総額 | 1,316,415円 |
「屋根カバー工法工事」も「屋根葺き替え工法工事」も平均金額は大体130万円前後となっております。



参考価格のページには、もっと詳しい金額が載っているよ!ぜひご覧ください♪