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今日、外壁塗装の訪問販売が来たんだけど・・・



塗装って絶対やらなきゃダメなのかな?
ハウスメーカーなどで家を建てると、担当さんが『外壁メンテナンスのタイミング』を教えてくれます。
建売住宅や小さな工務店で建てた場合は、訪問販売に指摘されて初めて意識するのではないでしょうか?



このページでは『外壁メンテナンスのタイミング』と『本当に必要かどうか』についてお話するよ!
そもそも外壁のメンテナンスって?
外壁のメンテナンスといったら、まずは『外壁塗装』が思いつきますよね。
しかし!外壁にはたくさんの附帯物があるんです。





外壁のメンテナンスって、塗装だけじゃないの?



附帯物の確認も、建物の機能を守るために大事なんだよ
雨樋 | 屋根からの雨水を地面へ流す |
破風板・軒天・庇 | 建物の内部に雨水を入れない |
笠木 | 壁内部への雨水侵入を防ぐ |
土台水切り | 外壁や基礎が雨水で濡れるのを防ぐ |
コーキング | 外壁の中に雨水が入らないようにしている |
これを見ると、附帯物のほとんどが建物の中に雨水を侵入させないためにあることがわかります。
逆に言うと、附帯物に破損や劣化があると建物の中に雨水が入ってしまうということ。



つまり『外壁のメンテナンス』は外壁塗装だけではなく、附帯物の確認も必要なんです!
一般戸建て住宅市場における外壁材シェア率
『附帯物のメンテナンスは大事』ということがわかったところで、外壁メンテナンスの大部分を占める『外壁塗装』について見ていきましょう。
まずは下記のグラフをご覧ください。


このグラフは『一般戸建て住宅の外壁材シェア率』を表しています。



戸建て住宅の約80%は窯業系サイディングだよ


弊社にお問合せいただいた際、外壁の素材を聞くと『タイル』と答えるお客様がいらっしゃいます。
しかし、実際見に行ってみると『タイル調の窯業系サイディング』だったりします。
モルタルは比較的ハッキリした特徴があるので間違えにくいですが、似たような見た目のALCがあります。



うちの外壁はどれかしら・・・
外壁の素材によってメンテナンス方法が異なるため、外壁の素材に詳しい専門の会社に見てもらいましょう。



知識が少ない業者さんを選ぶと、間違った判断をされてしまうかも・・・
窯業系サイディングのメンテナンス方法



ここではシェア率が一番高い『窯業系サイディング』のメンテナンス方法を紹介するよ
窯業系(ようぎょうけい)サイディングとは?
木材繊維とセメントなどを板状に薄く加工し、窯の中で高温処理を施した外壁材です。タイル調や木目調、レンガ調などさまざまなデザインがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
大量生産可能で初期費用が安め | ①定期的にメンテナンスが必要 |
耐火性に優れている | 蓄熱性がある |
テクスチャーやカラーが豊富 | ②耐水性が無い |
施工方法がシンプル | ③継ぎ目にシーリングが必要 |



この3つがポイントです
住宅の外壁は雨水や紫外線などの影響を受けて、段々と劣化していきます。
定期的にメンテナンスが必要
カビ・藻・苔の発生


外壁の汚れは、見た目が悪い(美観の低下)だけでなく、塗装機能の低下も表しています。
防水が切れた外壁は保水性を持つようになり、藻やカビ・コケが繁殖しやすくなります。
ひび割れ(クラック)


外壁のひび割れは「クラック」と呼ばれ、幅が0.3mm以下をヘアークラック、0.3mm以上を構造クラックと言います。
ヘアークラックは構造には影響しませんが、後々大きなひび割れに繋がる可能性があります。
構造クラックは、建物の安全性に影響を及ぼす危険性があるため、早急に補修することをお勧めします。
シーリングが劣化すると、ひび割れたり穴が開いたりします。その部分から雨水が侵入すると建物の構造体の劣化や雨漏りに繋がります。
耐水性がない
外壁の下には防水性の紙が貼られているのですぐに雨水は入らないが、雨水が増えると建物が傷んだりカビたりする。濡れるとシロアリの発生原因にもなる。
色あせ・チョーキング


外壁の汚れは、見た目が悪い(美観の低下)だけでなく、塗装機能の低下も表しています。


外壁を触って、手に白い粉がつくことを「チョーキング現象」と言います。
これは塗装の表面が劣化して起きる現象で、そのままにしておくと外壁のひび割れやカビ・コケの発生に繋がります。
チョーキング(Chalking)とは日本語では白亜化(はくあか)とも言い、主に塗装表面が暴露状態の際に紫外線・熱・水分・風等により塗装面の表層樹脂が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)のような粉状になって現れる現象や状態をいう。
wikipediaより
塗膜の浮き・剥がれ


外壁塗装が劣化すると、塗膜が浮いたりはがれたりします。
このまま放置しておくと、外壁内部へ雨水が侵入してひび割れしたり、カビやコケの発生等を引き起こす恐れがあります。
③サイディングの反り


セメントが主成分のサイディングは、防水効果が切れると水を吸い込むようになります。すると、雨水を吸ったサイディングはわずかに膨張します。そして、乾くときに縮んで元に戻ります。
日光が当たる表面から早く乾くため、内側が湿ったまま早く乾く表面に引っ張られてしまうため、反りあがって変形してしまうのです。
このまま放置しておくと、隙間から水が入り込んで建物の構造体の劣化や雨漏りに繋がります。
③継ぎ目にシーリングが必要
シーリングの劣化
外壁塗装のサイン


住宅の外壁でよく使われる「窯業系(ようぎょうけい)サイディングボード」は日本住宅の約8割を占めていると言われています。
主成分がセメントで、表面を塗装して防水性を持たせます。その防水が切れるのが(塗料によって異なりますが)おおよそ10年のため、築10年が外壁塗装のタイミングと言われています。
一般的にこれらの症状が出たら、外壁塗装のサインと言われています。
経年劣化による反りは元に戻すことは出来ません
軽度ならビス内で補強することが可能、重度の場合は部分張り替えになる



人間と同じで、早期発見・早期治療が費用を最小限に抑える秘訣なんだよ
④ひび割れ・シーリングの劣化
⑤汚れ
外壁塗装ってどんな工事?


外壁塗装は、①高圧洗浄 ②シーリング補修 ③クラック補修 ④下塗り ⑤中塗り ⑥上塗り の順番に行います。工事の期間は、約1週間から10日くらいです。
やねかべマイスターでは、関西ペイントの「アレスダイナミックTOP」を標準仕様としています。
こちらの塗料は塗り替えのサイクルコストが15年の高耐久で、水性塗料のため臭気が少なく、カビや藻が付着しにくい特徴があります。
外壁塗装の詳細はこちらから(工事中)
足場担当が組立ます
高圧洗浄機で外壁の汚れをきれいにする
塗装部分以外に塗料がつかないように、窓やドアなどを養生する
下地を塗ります
塗料は同じものを2回塗ります。まずは1回目。
もう一度塗ります。2回目塗って完成です。
※仕上がり方によっては、さらに何回か塗ることがあります
雨戸や軒天など、付帯物を塗ります
仕上がりを確認後、養生・足場を撤去します。



塗装以外に金属サイディングも取り扱っているよ!