どのメーカーもデメリットを少なくしようと色々な研究を重ね、屋根材は日々進化していってるよ。
昔ながらの瓦は1㎡あたり約50kgでしたが、軽量瓦は1㎡あたり約35kg~40kgになりました。ケイミューから発売されている「ROOGA」は、樹脂繊維混入軽量セメント瓦で1㎡あたり約23kgです。
「ガルバリウム鋼板」は金属で出来ているため、錆に弱く沿岸地域には向いていないとされていました。現在では「スーパーガルバリウム鋼板」が開発され、沿岸部も保証対象地域となり、穴あき保証は25年となっています。
いままで紹介してきた屋根材を全て比較して、わかりやすいよう一覧表にしました。寿命やメンテナンスの有無などは、何を基準にするかによって変わってくるので、参考程度にご覧ください。
屋根材の寿命は、材質そのものの寿命を表しています。「瓦」や「銅板」は、50年以上持つと言われていますが、屋根の下にある「防水シート」や「雨樋」にも寿命があります。50年以上何も気にしなくて良いというわけではないので注意が必要です!
人によって価値観や考え方は変わるから、気になる素材の詳細はメーカーに問い合わせてみてね!
現在流通している主要な屋根材6つ
瓦 | スレート | ガルバリウム鋼板 | |
寿命 | 50年以上 | 〜30年(メーカー保証) | 25年〜35年(メーカー保証最大25年) |
メンテナンス | 基本的に不要 | 10〜15年ごと塗装 | 見た目が気になる場合は 10〜20年で塗装 | フッ素は塗装不要
色の種類 | 豊富 | 豊富 | 少なめ |
デザイン性 | 和風、洋風 | 横葺き | 横葺き、縦葺き |
防音性 | ◎ | ⚪︎ | 断熱材があれば◎ |
耐震性 | × | ⚪︎ | ◎ |
本体の重さ | 約50kg/㎡ | 約20kg/㎡ | 約5kg/㎡ |
部分補修 | できる | できる | 難しい |
価格目安 | 8,000円〜20,000円/㎡ | 4,500円〜8,000円/㎡ | 6,500円〜7,500円/㎡ |
施工性 | 手間がかかる | 工期が短い | しやすい |
メリット | 湿気が困らない | 新築に限り、導入費が安い | 費用対効果が良い | サビにくい
デメリット | 瓦用の躯体が必要 | コケやカビが生える ひび割れしやすい | カバー工法不可へこみやすい | 傷がつきやすい
現在はあまり流通していない屋根材7つ
主な屋根材の商品名 早見表!
現在流通している屋根材をまとめました。メーカーも種類もたくさんあるので抜粋しています。
やねかべマイスターでは、 アイジー工業の「スーパーガルテクト」、ディートレーディングの「ローマン」、メタル建材の「メタルルーフ」、ビルトマテリアルの「デコジップ」を主に取り扱っているよ♪